交通事故は毎日起きています。1年間で53万6,899件ですから一日平均だと約1,635件。この数字のすごさがわかるでしょうか?一日は1,440分ですから、1分に1件以上です。
実際は月ごとに件数は違うのですが、平均すると毎日1,600件以上の交通事故が起こっていることになるようです。飛行機事故や船舶事故の方が大ニュースになりますが、交通事故で亡くなっている人の方がずっと多いのです。
2021年中の交通事故発生状況は次の通りです。
発生件数 305,196件
うち 死亡事故件数 2,583件
重傷事故件数 25,940件
軽傷事故件数 276,673件
死者数 2,636人
負傷者数 362,131人
重傷者数 27,204人
軽傷者数 334,927人
一日に交通事故で7人以上が亡くなっています。わたしたち一人ひとりは交通事故の被害者になる可能性だけでなく、加害者になる可能性もあります。自動車の運転時にはスピードの出し過ぎに気をつけてください。
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スピード違反 罰金 払えない
もしも事故を起こしてしまったらどうすべきか、考えておくのは賢いことです。まず、だれに相談しますか?専門家がいいですが、できれば法律家の方がいいです。法律家といっても弁護士先生はちょっと…と感じるかもしれません。でも交通事故に関して相談できる法律家は弁護士だけではありません。
交通事故の裁判を起こしたいときなど、必要な手続きや書類の作成方法などは司法書士が指導できます。交通事故でも物損事故のケースで請求金額が140万円までであれば、司法書士でも弁護士と同じような活動ができるのです。
司法書士に依頼することをおススメしたいケースは、専門家に依頼する費用をあまりかけたくないという場合です。弁護士に依頼するとお高いです。相談だけで30分ごとに何万円とかだったりします。
また、裁判で解決したい時や交渉が決裂してしまったりした時には裁判所に書類を提出しなければいけませんね。必要な答弁書や訴状などの作成を頼みたい場合も司法書士は活躍してくれます。
また、物損事故が解決できなくて困っている場合に請求金額が140万円以内でしたら司法書士の方がいいでしょう。弁護士に依頼すると費用倒れしかねないからです。
このように、司法書士へ頼むメリットは
・費用が比較的安いので気軽に相談ができる
・自動車保険の内容によっては司法書士依頼費用が出る
などです。
デメリットもあります。
・請求金額が140万円以上の場合は相手と交渉できない
・自賠責のサポートができない
などです。
司法書士よりも簡単に頼めるのが、行政書士です。訴訟以外の書類作成ならば行政書士に依頼することもできるので覚えておきましょう。行政書士に依頼することをおススメするケースは、次の場合です。
・専門家に依頼する費用をあまりかけたくない
・基本は自分で対応するがサポートを頼みたい
・過失割合や相手方が示す提示額が妥当なのか知りたい
・内容証明で相手方に自分の請求を通知したい
・後遺障害の認定が不服なので異議申し立てをしたい
などです。
行政処理へ頼むメリットは
・費用が比較的安い
・書面交渉だけで解決策がみつかれば早期解決になる
などです。
デメリットは
・相手との交渉ができない
・裁判でのサポートができない
などです。