割高な金額で、硬い商品を購入しても、すぐさまヘナヘナとなってしまうことになると意味がありません。
ベッドのマットレスと敷布団のへたりを対比させてみると、マットレスのほうがへたりにくいと考えていらっしゃる方がたくさんいることと思います。
ところが何を隠そう、鉄製でできたスプリングにしても、バッタもんはすぐにくたびれてしまいます。
こういったものに似た具体的な例でしばしばお問合せを受けることが、インターネット上でこれでもかというほど宣伝を行なっている、ものすごく厚さのある敷布団のことです。
「購入し1年もしないのに、腰のあたりがへこんできた印象を受ける。最初の頃はあり得ないくらい気持ちが良くて、それはそれは雲の上みたいとウキウキして使用していたら、3か月くらい前から、起きると腰がズキズキ痛むんです。敷布団というのはみんないきなりへこむのでしょうか?」
このような内容なんです。
高反発と案内されていても、持久性に問題があるのであればフワフワの敷布団・マットレスと同じ様なものです。
布団マイスターは、敷布団をつくる際に、「中高式」というような作り方で作り上げます。
このことは、過去のマイスターも、腰がダントツに重たいのを分かっていて、敷布団の真ん中あたりをふくらませてつくる作り方になります。
真ん中が高く、だんだんと頭、足のほうへ行くに従って低くなるようにつくってあるのです。
そうすることによって、敷布団の上で横になるとき、腰をしっかり支え、寝姿勢がいい感じになってくるのです。
こういったものを180度なおざりにして、形成されている敷布団が、大量生産の敷布団になります。
はじめから、敷布団の周りが高く、ホームセンターなどの店の最前列に並べてあるときは見た感じがいいと思いますが、眠ってみたら「はじめから真中が薄い」というような、腰にはかなりひどい布団が存在します。
だから購入する時には、引き伸ばしてみて確かめてから決めましょう。